インタビュー・文/トピア内野手


アドバンテージを含め、2勝2敗のタイで迎えたパ・リーグのCSファイナルステージ。プロ野球有名OBが野球について語りつくす動画配信サイト『OBTV』に密着。横浜ベイスターズOBの中根仁氏、ヤクルトスワローズOBのギャオス内藤氏にパリーグCSファイナル4戦目について解説いただいた。

明らかなボール球をヒットする内川の目付

福岡ソフトバンクホークス先発投手・バンデンハーク
東北楽天ゴールデンイーグルス・岸 孝之

初回表、楽天打線はバンデンハークに18球投げさせるも出塁はできず、三者凡退。裏には岸がわずか9球で三者凡退に斬って取る。どちらも素晴らしい立ち上がりだ。

中根 両投手とも真っすぐ走ってるね。
ギャオス (岸の)真っすぐの後のカーブは打てない。

2回表、楽天が2アウトからアマダ―、聖澤諒が連続でヒットを打つも、岡島豪郎が倒れ無得点。
2回裏に試合が動く。先頭打者内川聖一のヒット、昨日決勝ホームランを打った中村晃がバントで進め、長谷川勇也のタイムリー2ベースで1点先制する。

――内川への投球について
中根 真っすぐ真っすぐ来たよ。初球甘め、2球目やや厳しく、3球目から全部ボール球。外の外したボール球をライト前ヒットですよ。
ギャオス ありえないよこれ。全っ然ボールっすよ。だけど、アウトコースに来る確率が高いからそこに目付ができてる。
中根 (その前は)2球連続インコースまっすぐ。
ギャオス だからインコースはない。じゃあ外っていうこの切り換えしがすごい。
中根 内川のヒット、昨日バントを失敗した中村が成功して長谷川のタイムリー。流れ来てるねこれ。

3回裏2アウトから、岸の真ん中に入ってしまったカーブをデスパイネが捉えホームランで2-0と点差を広げる。
4回表、またここで試合が動く。先頭打者銀次のテラス席に飛び込むホームランで2-1。次打者ウィーラーがフルカウントから四球を選び、島内宏明がバントで送り、アマダ―のセンターフライでウィーラーがタッチアップで三塁に進む。聖澤がフルカウントからファウルで粘り四球で出塁。次打者岡島に対し、ワイルドピッチ(記録上はパスボール)で三塁ランナーウィーラーが生還し楽天が2-2の同点! 岡島は凡退したものの、バントやタッチアップが生きた形で追いついた。昨日と同じシーソーゲームを予感させる戦いだ。

――4回表楽天の攻撃について
中根 アマダ―のセンターフライ大きかったね。ランナーサードに進んでね。
ギャオス (外に構えてたのがインサイドに来てワイルドピッチになったので)捕れなかった。

内川みたいな選手を育てたいよね

5回表、2アウトから藤田、銀次への連続四球とウィーラーのタイムリーで3-1。とうとう楽天が逆転する。5回裏、岸がランナーを得点圏に進められるも、前打席にホームランを打たれたデスパイネをサードゴロに仕留めて1点差を守る。

6回表、バンデンハークから石川柊太に交代し、三者凡退で追加点ならず。裏には好投を続けていた岸から宋家豪に交代し、またまた試合が動く。先頭打者の内川、中村晃に連続でホームランを打たれ3-4でホークスが逆転する。内川はCS同一ステージ4試合連続ホームランと史上初の記録を作った。

――6回裏ホークスの攻撃について
ギャオス 内川みたいな選手育てたいよね。いたら楽だよ。甘いコースへのホームランは当たり前。そんなバッティングされたらピッチャーもう辛いわ……。最近賢い選手多いから大変よね。力がなきゃ生き残れんよね。頭に配球入ってたんだろうな。

7回表に石川からモイネロに投手交代する。楽天は今シーズン、モイネロから無安打だ。今江年晶がヒットを打つも後続が続かず無得点。
8回表にツーアウトランナーなしから最強の守護神、サファテを投入し、2アウトから桝田慎太郎が四球で出塁し、代走オコエ瑠偉が盗塁を決めるも、茂木が倒れゲームセット。アドバンテージ含む3勝2敗でホークスが日本シリーズに王手をかける。

第4戦のポイントは6回裏の投手交代だった

ギャオス 6回裏の投手交代がポイントだった。岸の後にパワーピッチャー。宋は細かいコントロールがなく、エイッと投げるタイプで内川相手には厳しい。嶋(基宏)もどこに投げさせるか困っていた。狙って投げたところに行くのであれば打たれても仕方がないが……。楽天王手いけそうだったけどね。則本(昴大)、岸で落としたのは痛い。だが、だれがいる? そう楽天には美馬(学)がいる。今日楽天が勝って美馬で行ったらいけたね。
中根 MVPは内川!
ギャオス (このまま勝ち抜けば)CSでは内川でしょう。
番組D 明日楽天が勝つようだとわからない
中根 そうそうそう。

このままホークスが行くのか? 楽天の下克上なるか? 例年以上の盛り上がりを見せている。

他の「OBTV」関連記事を読む他の「クライマックスシリーズ」関連記事を読む
BBCrix編集部

著者プロフィール BBCrix編集部