プロ野球のオフシーズンの話題はやはり契約更改だ。近年は事前に金額を通知していることもあり、保留者が減った。過去には越年ということもあったが、いまはほとんどない。逆に選手からはっきりと会見で金額を言うようになった。時代はどんどん変わってきているのである。

共同通信

プロ野球選手のゴルフ好きは減少傾向?

 オフシーズン、選手が楽しみにしているのはゴルフ。僕も毎年オフにゴルフコンペに参加し、ラウンド後はパーティーの司会をすることが多い。しかし年々ゴルフをする選手が減っているように感じる。

 投手はあまり気にはしないが、野手はバッティングフォームが崩れるなどの理由からやらない選手も増えているようだ。また右投げ左打ちの選手が多くなったことから「ゴルフはどっちで打っていいかわからない」という話を選手から直接聞いたこともある。

 ゴルフは投手の方がスコアがいいと言われている。特にアプローチやパットは繊細さがもろに出るため、どうしても野手は力が入ってしまうようだ。ただ中村紀洋さんはプロ級でアプローチもパターも素晴らしい。もちろん飛距離も出るため、もし本気になればプロテストに合格するほどの腕前だ。

番長が永ちゃんに!?

 僕が一番オフに楽しみにしているのが「三浦大輔クリスマスパーティー」。毎年参加させてもらっているが(今年は遅刻からの参加)、特に夜の部は三浦大輔ワンマンディナーショーで素敵な歌声が聴ける。約100席ほどのカウンターバーで皆が番長の歌声に酔いしれるのだ。ファンからのリクエスト有り、デュエット有り、また三浦さん自身がバーカウンターに入り、その中で歌うのだ。

 ご本人が矢沢永吉さんを大好きなことから、特注の真っ白なマイクを持参し握りしめる。特に「いつの日か」を歌うときには完全に永ちゃんが番長に宿る(笑) 笑ってはいけないのだが、僕は毎年この瞬間に矢沢さんを感じている。昔はプロ野球選手のカラオケ大会などTV放送している時代もあったが、いまとなっては非常にレアな機会となっている。

共同通信

他の競技のアスリートともっと接点を持って欲しい!

 最近選手より少し年上になった僕がオフの過ごし方としておすすめしているのが、他のスポーツの観戦だ。特にアメリカのトレーニング施設を利用する選手のSNSなどを見ているとNBAなどの観戦を楽しんでいる。日本でも12月、1月はBリーグにラグビー、アメリカンフットボールなど他競技も是非みてもらいたい。そして別競技のアスリートとも話をできる環境を作れればと思っている。

 先日、あるプロ野球選手との食事の際、相手方にお願いをしてオリンピックメダリストと一緒の時間を過ごさせてもらった。アスリート同士、練習方法や体調管理、またメンタル面など互いの知恵を吸収することで、さらに力が発揮できるのではないかと感じる。食事する2〜3時間お互いの質問が止まらない止まらない。その中にはお金の話も。互いが互いを高め合う、そんなアスリート同士のつながりもこれからどんどん持って欲しい。

つかの間の休息

 ファンの楽しみはオフの選手出演のTV番組だろう。僕も『とんねるずのスポーツ王は俺だ』のリアル野球盤は欠かさず見ている。選手達の普段見ることのできない姿や表情はやはり面白い。そこでポロっと出たコメントでネットがざわつくのを見るのも楽しい。

 オフは身体をゆっくり休め、もしくはさらに技術向上肉体改造をし来季に向かう選手達。シーズンの活躍に期待しつつ、戦士の一時的な休息もエンターテイメントになるのが野球だ。

南隼人

著者プロフィール 南隼人

大学卒業後、スポーツMCのキャリアを重ね、2012年から横浜DeNAベイスターズのスタジアムDJに。2016年から実況アナウンサーを務め、侍ジャパンオフィシャルMCとしてWBCに帯同した。Bリーグアルバルク東京のアリーナMC、ロードバイク実況など様々なスポーツに精通し、自身でもスポーツイベント等のプロデュースも手掛ける。 FMヨコハマではスポーツ番組『ミナミスポーツ』のDJ。 また2004年には日本代表選手兼親善大使としてニューカレドニア世界親善野球大会に出場した経験も持つ。